「7月(文月)」
 7月の別名は「文月」。織り姫に書文(ふみ)を供えるという意味、あるいは稲穂がふくらむ「ふくらむ月」から転嫁したという説もあります。

 又、今日は七十二候の「半夏生(はんげしょう)」です。
ちょうど半夏(カラスビシャクの漢名)が花をつける頃で、虫たちを誘うために花のまわりの葉が半分ほど白くなることから「半化粧」とも呼ばれます。

 全国的に好天に恵まれた今日は、富士山で山開きが行われるなど、一般的には山開き、海開き、川開き、プール開きの日で、今月の3連休頃から子供たちも夏休みに入りいよいよ夏の行楽シーズンが始まりますね。

 処で、本日は路線価が発表されています。路線価とは主要道路に面した土地の1月1日時点の評価額で、3月に発表される公示地価の8割程度が目安とされ、相続税を計算する際の基準となります。
昨年までは8月1日の公表でしたが、税務署窓口で閲覧できる冊子の作成を取りやめ、ホームページでの公開のみに切り替えたため今年から7月1日の公表となったそうです。

 標準宅地の全国平均は3年連続の上昇で、「都市部上昇、地方圏横ばい」の状況は変わりありませんが、前年急騰した一部都心では上昇率が縮小し、静岡県と奈良県が評価水準の変わった平成5年分以降初めてプラスに転じるなどの変化も出ています。

 路線価日本一は今年も東京の銀座中央通り「鳩居堂」前で、23年連続のトップ。
鳩居堂前の1平方メートル当たり路線価は、平成4年に最高額の3650万円になった後、平成9年には1136万円まで下落しましたが、その後又、上昇に転じ、昨年が2496万円、
今年は前年比688万円高の3184万円迄回復しています。

 銀座4丁目の高級専門店「和光」前と百貨店「三越」前の路線価も鳩居堂前と同じ3184万円で、この3地点での葉書1枚当たりの路線価は約47万1000円になるそうです。