経済の若返りを/・・「21世紀版前川リポート」
 7月の東京株式市場は下落が続いており、本日の下げで10営業日続落です。
これは大手証券会社が破たんし「証券不況」と言われた1965年以来およそ43年ぶりことです。

 ところで、1985年のプラザ合意後の急激な円高による危機的な経済状況を乗り切るべく、規制緩和と内需主導型の政策を骨子にしてまとめられた報告書は座長の前川春雄・元日銀総裁の名を冠して「前川リポート」と呼ばれ、後世の評価では功罪あるものの、結果としてその後の日本経済の行き先きを指し示す指針となっています。

 そして本日、政府の専門調査会は、「経済の若返り」と「世界に開かれ、ともに生きる」ことを主要なテーマに21世紀版「前川リポート」と位置づけした報告書をまとめています。

<以下、概略>
 
「 政府の経済財政諮問会議の「構造変化と日本経済」専門調査会は2日、日本経済が目指す姿を示した報告書を公表した。記者会見した会長の植田和男東大大学院教授は「日本は人と企業、資金が活動する開放的なプラットホームを目指すべきだ」と強調。
活力の源泉となる若者の負担を抑えるため、社会保障は給付減も視野に入れた改革を進めるべきだと主張した。(13:14)

 調査会は1986年に内需主導の経済への転換を促した「前川リポート」の21世紀版を作るとの位置づけで議論を進めてきた。
7日に開幕する主要国首脳会議(洞爺湖サミット)で、日本が世界に発信するメッセージの一つになる。」

編集 yattyan : 特に役所、家庭の家計にはそろそろメスが必要です。
編集 十六夜 : 「社会保障は給付減も視野に入れた改革」斬新ですが必要かもしれないと思います。企業・家庭 ともに 経済問題にそろそろ鋭いメスをいれないとダメでしょうね。