盆の入り




8月も中旬になれば午前5時起床する頃は東の空が茜色に染まり、
辺りが明るくなって夜が少し長くなった感じがする。

昨日は6年ぶりで最高気温が40℃を超えた所もあり、
各地で猛暑になり我が家の庭も陽炎がぎらぎら燃えていた。

夜になっても気温は余り下がらず熱帯夜が続いている。
昨日は数年ぶりに主人と自転車に乗ってお盆用品の買物に行って来た。

お店の中を一緒に歩いて背高のっぽで細い彼が増々ひ弱そうに
痩せていくのが気になって仕方がない。

食事量も少なく顔の頬骨がでて以前のような元気がない。
炎天下をアパート迄行きリフォームの仕事をしているのが
原因かと思う。

業者に依頼せずに何もかも自分で仕事をこなしている毎日。
几帳面で業者に依頼するように話しても聞く耳をもたない。

自由奔放に遊んでも構わないから元気でいて欲しい。
最近の偏った食事が悪いのか少し食事作りを変えてみよう。

11か月も外食にも行かず家で食事作りを続けているのも、
リフォームが忙しい事と糖尿を進行させない為でもある。

今日は盆棚を組み立てお花やお供物をお供えし、
後はぐるぐる回る提灯をつければ家の中が盆迎えらしくなる。

13日に教師をしている長女夫婦がお墓詣りに来たいと
メールが入り主人は喜んでいる。

昨秋、お客様用のコップや湯飲み茶碗等を主人が捨てゝしまい、
そういう細かい物、長女夫婦の好物の食材を買いに出かけたい。

夕方からセミの途切れそうな小さな鳴き声を聞き、
短い命を精一杯に生きているセミが愛しい。 

手作り池に浮かぶホテイ草に水中ポンプの水音が涼しさを感じ、
まるで山中を流れるせせらぎを聞いているよう。

白百合の 思いのままに 咲く見れば 我が夏の日の 恋はまぼろし。