隣邦と接点、砂糖が普及 長崎街道57里220125
 長崎街道のカステラ・羊羹 日本遺産認定のシュガーロード。


 小城の羊羹。
 頂戴するたびに吟味された煎茶とあわせ、モノを書く力にさせてもらっている。

 NHKBS3で放送「長崎街道 新日本風土記」で紹介。しかしネットでみると、「日本遺産認定!シュガーロード(シュガーロードと小城羊羹)」。
 単なる脇街道ではないらしい。ネットには「日本遺産認定!シュガーロード」とある、よ。
  
 隣邦と接点、砂糖が普及 長崎街道57里220125
 長崎街道は脇街道。長崎・矢上神社近くから小倉・小倉橋までの約228キロメートルを指す、と。
 1)矢上神社・・・旅の安全を祈って、街道を行く人は祈る、戻った人はお礼参りをする、起終点。
 2)シュガーの道・・・不純物なし、添加剤物なし、水も少々絶品のカステラ。長崎を通じてもたらされた砂糖の芸術。修業にはいった職人も10年の修業後にやっと一口。
 その砂糖といえば真宗寺院に伝来の「ヒゲよけ珈琲茶碗」。シーボルトが象をともなって、江戸に赴いた時、この寺院に立ち寄った、時にふるまいのコーヒー。
 3)武雄温泉・・・昔はヒノキ、今は石造りの浴槽、シーボルトも特別に入浴を許された、殿さま専用温泉。町民は年に364日は入浴する朝湯会。話は、湯浴みしながら打合せがすすみ友達ができる。正月は開場前に禅僧があらわれて祈祷。その後に開放、年齢かまわずに語る初湯会。
 4)恵比寿信仰の佐賀・・・マチなかに恵比寿像が多い。大小さまざま、いたるところにエビスさま。
 5)小城の羊羹・・・一帯は軟水の名水に恵まれている。清流文化を下支えする軟水。これに街道を通じてもたらされる砂糖がマッチして、小城は羊羹の名産地。実は佐賀県。全国一の羊羹消費量が多い、と。中国から受け継ぐ砂糖は、長崎にカステラ、佐賀に羊羹を産んだ。
 6)舞台は飯塚に・・・ここには美女と炭鉱王。伊藤伝右衛門に柳原白蓮。伊藤家には「千鳥ぼうろう」のポスターが邸宅電話室に。さて、その訳は・・・・。