孤独 焦燥 生まれ育った寺院
 孤独感 生きている証明。無量無数に包まれているを実感できる、と。

 焦燥感 思うように進まないのイライラ、不満、不平、不安。気がついていない、見落としている働きかけを、リアルに感じることができる、と。



 生まれて来なければよかった。気がついていないときに、無辺の支えがあったことを肌で感じることができる、と。

 大分県宇佐市の安心院神徳寺。師走の4日かに正平さんが訪問したようで。
 「95歳の老婆です 娘の手を借りて手紙を書きました」。
 「宇佐の神徳寺を訪ねて下さい、私はそこで生まれたのです」「父が死に、寺を出たのでそれから再び訪ねたことはありません」。

 手紙を読んで訪問決意の正平さん。訪問。
 迎えた法務院、庭先にたまたま滞在の女性が二人。女性がぽつりと「24世の息子というヒトがやってきて、写真を撮影して帰った」。

 その表情は無表情であったが、正平さんは感慨こめて語る。「訪ねてきた人は、手紙の主の妹か、姉ジャ」。