<好ましい>ことか、<考えた方がよい>ことか ネットで配信「若者 続々 地方移住」
<好ましい>ことか、<考えた方がよい>ことか ネットで配信「若者 続々 地方移住」 

190713にネットで配信「東京生活に見切りつけて… 若者たちが続々と地方移住を目指す」。
 
 <認定NPO法人ふるさと回帰支援センタ->への、「移住相談」=年代別件数がアップされている(図)。
 記載の論点。
1)都会の若者が“地方もいいもんだな”と感化され、<移住志向>が一段と高まったようで。
2)今は派遣やアルバイトなどの非正規社員やフリーランスとして働く人が大幅に増えて、以前の働き方とは変化、
3)「郊外に家を持ち、夫は往復2時間以上かけて通勤」「妻は家を守るという生活」も<二人が長距離、長時間通勤などできなくなった>。

要するに4)職住近距離がくずれ、5)生涯にわたる正規雇用の就労が困難になった労働形態の変化、3)男性一人働きで家計を維持することができなくなった性差分業の隘路。

しかし、地方だって甘くはない。地方移住の要件は
4)移住先を選ぶ条件として「就労の場があること」。
大都市圏から見て地方に正規雇用の就労先を求めるも、むしろ地方だって、労働力受け入れ領域は広くはない。
そこで5)「デザイナーなど働く場所を問わない自営可能な人であれば、新規創業支援制度を活用することも可能」と、するが。

 どこかに大都市圏の不都合。ある意味、大都市圏域の<地方へのヒト返し>にとどまっては、いないか。
 「(2008年→2018年の10年で)移住相談の件数は、2475件から4万1518件の20倍に増加」とある。
 ふるさと回帰支援センタ-。どのような日常活動があるのか不明ながら、そこに表にでない一面が。
 「企業の正社員になってバリバリ働く人が多かった」時代の終焉と、そこから<あぶり出されたヒト>の行き場が、「自己責任」で幕引きの話、ではないのか『女性セブン』7月25日号に掲載されているようだが。