瀬田の唐橋 名作の舞台190715
瀬田の唐橋 名作の舞台。古典に出てくるいろいろな名所。

京洛の常識に、僻遠の地に育つモノはなかなか、ツイテゆけない。

そこを埋める手立ては、<自ら辞書をつくる>のならいか。「瀬田橋」もその一つ。



今回は『更級日記』を紹介されている方の、次の一文。「この姫宮を置き申し上げて、瀬田橋を柱と柱の間ほどくらい橋板を」。

 「(東国から)京都へ向かうには、琵琶湖を渡るか南北いずれかに迂回しないかぎり、琵琶湖から流れ出る瀬田川を渡る必要」と、<モノの記載>に。
 「宇治橋、山崎橋とならんで日本三大橋」「瀬田橋や勢多橋[2]、勢多大橋[9]のほか、勢多唐橋とも記される。また、瀬田の長橋」
とも、と。

 名作にとどまらず、歴史上の重要ポイント。「壬申の乱、寿永の乱、承久の乱、建武の乱」の舞台にも。