信用金庫 北海道で存在感


信用金庫 北海道で存在感
 北見信金=<北見しんきん>は、北海道の信用金庫で第4位の位置にあるそうで.

 「北見信金の建物は、存在感があります」.大先輩が案内をしてくれました.車窓からのぞむ景観、近づくにつれ、確かに目をひきつけてくれます.

 「北海道の地方銀行は、戦後の誕生でね」.確かにたしかに.
 「本州の地方銀行は、明治の初め、金禄公債証書の取扱いのために誕生したのが起源です」.なるほどなるほど.しかし、初耳.貴重なお話.
 「金禄公債証書で大名家とその家臣団の公債を取り扱う必要があって誕生しました、が」「北海道の大名は、そのような機構を創るにいたりませんでした」.

 戦前、北海道が生んだ地方銀行.いわゆる<第一地銀>が発生しなかった.
 その間隙を埋め、資金流通を分担したのが<無尽組合>ということのようで.戦後、<信用金庫>となったのかも.

 ところでところで.日本の食糧基地と言われ、第一次産業が占める北海道.農林中央金庫など<系統金融>とのシェアは.
 そこはまた、次回に承っておくことができれば.