「言葉の意味」
文化庁が先日発表した「国語に関する世論調査」で、言葉の意味尋ねた項目があり、下記のように本来の意味ではない方を選ぶケースが多く見られます。(いずれもアが本来の意味)

 ※回答の割合
 
 ・うがった見方をする  ア)物事の本質を捉えた見方をする  26.4%
               イ)疑って掛かるような見方をする  48.2%

 ・失笑する        ア)こらえ切れず吹き出して笑う   27.7%
               イ)笑いも出ないくらいあきれる   60.4%


 また、異字同訓(字は異なるが、意味が似ていて、訓での読みが同じになるもの)の漢字(下記)の使い分けについて尋ねた項目があります。
どれも使い分けが難しいと感じますが、皆様の場合はいかがですか?


 ・おさめる(収、納、修、治)

 ・かえる (変、換、替、代)

 ・かたい (堅、固、硬)

 ・はかる (図、計、測、量、謀、諮)

 ・もと  (下、元、本、基)


 ちなみに「下」は「門下」「支配下」のように主に「影響を受ける範囲」で使われます。
「元」は「ことのおこり」「はじまり」で、「前の」という意味でも用いられます。
「本」は「末」の対の語で、主に「物事の根本・本質」という意味で使われ、「基」は「それが成り立つ土台」「礎(いしずえ)」の意味があります。

 上記以外にも「材料」を表す「素」、「位置」や「その人のところ」という意味の「許」という漢字もあります。

編集 みみ : に日本語の難しさを痛感です!!