「イチョウ(銀杏)」
今日11月9日は「119の日」で、これにちなみ今日から全国一斉に「秋の火災予防運動」が始まりました。
今冬は節電意識の高まりにより石油ストーブを使う人が増えると予想されていますが、ストーブからの出火はタバコの不始末に次ぐ火災原因ですので皆様も十分にご注意ください。

 ところで、国営昭和記念公園ではイチョウ(銀杏)並木がそろそろ見頃を向かえるそうです。

 今から350年程前、江戸の町のおよそ6割を焼失し多数の犠牲者をだした”明暦の大火”は、被害の大きさで歴史に残る大火事となっています。
この出来事をきっかけに、火に強い街づくりの一環として施されたのがイチョウの植樹です。

 ちなみに「銀杏」を「イチョウ」と読めばその木を指し、「ギンナン」と読場合は実を指します。

 秋を彩る木として愛されているイチョウは、「水を噴く」といわれるほど火に強く燃えにくい樹木で、「火伏せの木」との異称を持ちます。

 もともと寺社仏閣ではイチョウは霊力のある木として広く植えられていました。
御神木として祭られることが多く、一般の家庭に植えられることはほとんどありませんが、火除け地や防火帯を多数作る意図のもとに公園や主要道路などにはイチョウの植樹が盛んに行われました。

 東京都や大阪府、神奈川県の県(都、府)の木にもなっているイチョウは、耐寒性が強く防風に役立ち大気汚染にも強い、尚且つ発根力が強く、強度の剪定にも耐え、防火帯の役割をも果たす街路樹として街の景観アップにも一役かっています。

編集 みみ : あらら~~あわてんぼうさんですです、イチョウへのコメントを「リンドウ」に書いてしまいました・・・失礼しました!!