「蓮根(レンコン)」
 蓮(はす)の根と書いて「蓮根」(レンコン)。
「先が見える、見通しがきく縁起のいい食材」として重宝され、ひな祭りの時期にはちらし寿司の材料として、またおせち料理の材料として需要が増えるなど、今でも祝い事が近くなると消費が伸びるそうです。

 今では年中出回っていますが、レンコンには、ビタミンCが豊富で、みかんの1.5倍、大根の3.7倍に相当する量が含まれているそうです。

 ご存知の通り、レンコンは蓮(ハス)の開花後にできる地下茎で、穴があいているのは水中で生育する特性から空気を運ぶ通気組織が発達したためでしょうね。

 最近は気軽にレンコンの栄養素を吸収できるように、粉末加工した品も出回っているようです。
湯で溶かして飲めば、風邪やのどの痛みの緩和に効果があるといいます。
主産地は茨城県で、全国の3割以上を占めるそうです。
中で人気があのは徳島県産で、一本一本手掘りで収穫するため品質もよく、産地に近い関西圏では卸値が他産地の2倍になることもあるそうです。

 尚、選ぶ際は、形に丸みがあって、ずん胴形のもので、表皮につやがあり、淡褐色のものがよいそうです。