「シジミ」
「生きた肝臓薬」、或いは「肝臓の守護神」とも言われ、寒さが厳しくなる頃に身が肥えて最も美味しくなる『シジミ』。
肝機能を高めるタウリンやグリコーゲンを多く含み、たんぱく質特有のうまみがあります。

 日本でとれる『シジミ』には、「マジジミ」や琵琶湖産の「セタシジミ」など淡水産もありますが、食卓にのぼる大半は海水と淡水が混じり合う汽水域に生息する「ヤマトシジミ」です。
通常目にする二枚貝の中では小型なので「縮み」が転じて名づけられたとする説があります。

島根県・青森県・茨城県が主な産地ですが、全国の漁獲量は水質汚染などでここ50年で4分の1に減っているそうです。

 砂抜きをする場合は、真水につけるとうまみ成分のアミノ酸を放出するため、塩水の方が美味しさを保てます。
スーパーなどで選ぶ際は、「触ると素早く殻を閉じるもの」、これが新鮮さの目安でしょうね。