「2011年産米の食味ランキング」
 江戸時代の悪徳商人は、仕入れるときと売るときに容量の違う升(ます)を使ったそうです。たとえば、米や味噌、醤油などを扱う商人は、仕入れの際は量目を多くした升、客に売る際には量目を少なくした升を使ったと言います。

 もちろんこうしたやり方は御法度で、幕府は公に定めた升(京升)以外の使用を禁じましたが、米屋などでは盛んにおこなわれていたそうです。

 ところで、日本穀物検定協会が先週、2011年産米の食味ランキングを公表してたのでご紹介させていただきます。

 専門パネラーが炊飯した白飯を実際に試食する食味試験により5段階で評価しており、最上位の「特A」は下記の26銘柄となっています。

  <産地>    <銘柄>

  北海道・全道  ななつぼし、ゆめぴりか
  岩手・県南   ひとめぼれ
  宮城・県北   ひとめぼれ
  宮城・県中   ひとめぼれ
  山形・全県   ひとめぼれ、コシヒカリ、はえぬき、つや姫
  福島・会津   ひとめぼれ、コシヒカリ
  福島・中通   ひとめぼれ
  栃木・県北   なすひかり
  新潟・魚沼   コシヒカリ
  新潟・岩船   コシヒカリ
  新潟・中越   コシヒカリ
  新潟・佐渡   コシヒカリ
  長野・北信   コシヒカリ
  三重・伊賀   コシヒカリ
  京都・丹後   コシヒカリ
  奈良・県北   ヒノヒカリ
  福岡・全県   元気つくし
  佐賀・全県   さがびより
  長崎・県南   にこまる
  熊本・城北   ヒノヒカリ、森のくまさん