「正月飾り」
 今の時期、スーパーなどの売り場には正月飾りが並び、迎春ムードを盛り上げています。

 今は略式化されたものがほとんどですが、正月の飾り物にもひとつひとつに意味があります。

 例えば、門松は歳神様が降りてくるときの目印となり、「松は千歳を契り、竹は万代を契る」との諺にもあるように松には長寿、竹には発展への願いが込められています。

 また、しめ飾りは不浄なものを寄せつけず、清らかな場所であることを示し、鏡餅の円形は円満をあらわし、新しい年の命の象徴でもあります。

 ちなみに、正月飾りの飾り時について、29日の9は「苦」に通じるため、31日の大晦日に慌てて飾るのは、「一夜飾り」といって年神様に対し礼を失するとの理由で避けられます。

 つまり、正月飾りは明日の28日までに飾るか、または30日に飾るのが良いとされています。