「鯖(サバ)」
 青い魚と書いて『鯖』(サバ)。
その名の通り、「青魚の王様」と言われ、栄養価が高く、いよいよこれから旬となります。
秋の深まりとともに体がふっくらとしてきて、古くからその美味しさが知られていますが、江戸時代には将軍家への献上品となったほどです。

 血液をさらさらにして血中のコレステロール値を下げるとされるエイコサペンタエン酸(EPA)や脳を活性化するとされるドコサヘキサエン酸(DHA)、その他、たんぱく質、鉄分、ビタミンB1、B2・・・等々、豊富な栄養素が含まれています。

 食べ方も色々で、みそ煮、酢でしめた締めサバ、水煮、竜田揚げ、フライなどがあるほか、缶詰もおなじみです。
ただ、「サバの生き腐れ」という言葉があるように、鮮度が長持ちせず、普通は刺身では食べられません。

 スーパーなどの店頭で選ぶ際は、目が澄んでいて、皮に張りがあるもの。
腹がしっかりした太めのものを選ぶと良いそうです。