「巨大地震後のインフラ」
 今回の巨大地震で交通インフラも壊滅的なダメージを受けてますが、仙台塩釜港(宮城県)や釜石港(岩手県)などでは作業船を使った漂流物の撤去が大方済み、山形空港は地震発生翌日から24時間運営、花巻空港(岩手県)での離発着が再開し、仙台空港(宮城県)の復旧(部分使用開始)も本格化するなど物資の輸送ルートが確保されつつあるのは良い報せです。

 一方、救援等で個人が被災地に入るは自粛するよう呼びかけられています。
滞在期間中の食料や燃料が独力で用意・確保できない場合、それはそのまま被災地への負担にもなってしまうためで、正確なニーズを把握できないままに行動した場合、何もできずに過ごすことにもなりかねません。

 また、自動車で現地に入った場合、ただでさえ欠乏している現地の燃料を使用してしまうことにもなりかねず、帰りの燃料を調達できない恐れがあります。

 未曾有の大惨事を目の当りにして、何かしなければという思いにかられている人が多いかと思いますが、一般的には準備をしながらそういう態勢が整うのを待つ必要があります。
被災地自治体(宮城県等)または地元自治体(東京都等)のホームページには、現状どういうことができるかについての案内が掲載されていますので参考になります。

 また、義援金詐欺や誤った情報に基づく言われのない扱い、流言飛語が飛び交っているのも大きな問題です。
放射能汚染の危険があるため日本から離れるよう促している海外のメディアもあると聞きます。

 そういう不確かな情報や憶測に惑わされずに現状可能な部分で支援・協力することが大切でしょうね。
被災した方々の困窮は、決して他人事ではありません。