「初夏のルビー」
 「初夏のルビー」とも呼ばれ、今が最盛期のサクランボ。食卓に彩を添え、見た目の美しさから贈答用の人気も高いです。

 収穫期が短く日持ちしないサクランボは季節感を豊かに伝える数少ない果物の一つで、「佐藤錦」・「ナポレオン」・「高砂」などがありますが、赤みが強く大粒で甘い「佐藤錦」が力品種です。

 4月下旬から出回り始める米国産の「アメリカンチェリー」が終盤を迎える5月下旬頃、山梨・長野・新潟・福島といった産地で国産サクランボの出荷が始まります。
そして、現在は国内生産量の7割を占める最大産地の山形が収穫期を迎えているようです。

 ちなみに、「佐藤錦」とは山形県東根(ひがしね)市で佐藤栄助氏が大正元年「ナポレオン」と「黄玉」を交配・育成、昭和3年に命名された品種で、サクランボの中でも毎年人気ナンバー1の品種です。