「春一番」
そろそろ日本列島各地で「春一番」が吹き荒れる頃になって来ました。
統計的には本日2月18日が一番多いそうですが気象学的には、西高東低の冬型の気圧配置がくずれ、日本海を発達した低気圧が通過する時に太平洋から南の暖かい風が吹くことから起こる現象です。
但し、翌日は西高東低の冬型の気圧配置が残り、寒さが戻ることが多いようです。

 この「春一番」という言葉はもともと九州地方や瀬戸内海沿岸の漁師たちが、春になって初めて吹く強い南風を冬の終わった「しるし」として用いたと言われています。

 「春一番」によって気温が急上昇するため、この時期は例年火災や雪崩が起こりやすくなります。
「春一番」とは、春の訪れを告げる喜ばしい知らせと同時に、恐ろしさをも伴なっているので、くれぐれもお気をつけて下さい。