「第一生命、株式上場」
 第一生命保険は今年も23回目となるサラリーマン川柳コンクール」の入選作品100句を発表してました。
今回は昨年よりも約8千句多い2万9215句の応募があり、下記のような政治や景気を題材にした作品が入選作に目立つようです。

  「 チェンジとは 言ってたことを 変えること!」

  「 仕事減り ごみ出し買い物 家事おやじ 」

  「 仕分人 口調が妻と そっくりだ! 」


 ところで、第一生命保険は相互会社から株式会社に転換し、4月1日に東京証券取引所に上場します。

 相互会社では契約者全員が社員として総代を選ぶ権利を有していますが、今回の株式会社化に伴い、契約者はこの権利を放棄する代わりに、契約内容(第一生命の利益に対する寄与度)に応じて株式がもらえることになっています。(今から保険に加入しても株式は受け取れません)

*小生の場合「払い込み済み」になってますが連絡が来ております。

 同業他社との比較から1株16万円程度になるそうですが、時価総額は1兆6千億円に達するようでで、日立やファーストリテイリングを上回る規模の大型株となります。

 ちなみに第一生命の契約者821万人の中で、1株以上の割り当てを受けるのは306万人。300万人超の株主が新たに出現しますが、およそ半数は現金で受け取ると見られ、その半数が消費に回ると試算しても額が巨額で、消費刺激の観点から「第一特需」を期待する声も聞かれます。

 また、306万人の半数は株式で受け取ると予想されており、それに伴い証券口座が新たに150万口座開設される見通しです。150万口座という数値は、最も株主数の多いNTT(103万人)を大きく上回るばかりか、証券2位の大和証券の総株式口座数を上回る規模で、証券界にとってはまるまる大手1社分の証券口座が新たに出現する見込みとなっています。