「アバター」(ジェームズ・キャメロン監督)
今話題の米映画「アバター」(ジェームズ・キャメロン監督)の世界での興行収入が先月25日までに18億5500万ドル(約1670億円)を超え、1997年に公開された「タイタニック」(同監督)の18億4290万ドル(約1660億円)を上回り、史上最高を記録したそうです。

 同映画は昨年12月18日に全米で公開され、世界中で驚異的な大ヒットを記録。
わずか39日間でタイタニックが1年半かけて作った記録を塗り替えたことになります。


 「アバター」は、未知の星を舞台に人類と先住民との戦いを描いたSFアドベンチャーで、『3D』による革新的な映像が話題を呼び、米アカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデン・グローブ賞でもドラマ部門の作品賞と監督賞の2冠を獲得しています。

 「アバター」の大ヒットがキッカケとなり、『3D』映像、すなわち立体的映像が見れる「3Dテレビ」に大きな関心と話題が集まっているようです。
「3Dテレビ」とは、画面の人物や物体が立体的に見える3次元映像を視聴できるテレビです。
専用のメガネをかけることで、あたかも立体を見ているかのような錯覚を覚えます。


 白黒からカラー、ブラウン管から薄型へと進化してきたテレビですが、今年は「3D」(3次元)という平面から立体映像へと新たな歴史の1ページに踏み出す年となり、
世界の電機メーカーは相次いで3Dテレビの発売を開始します。
「3Dテレビ元年」と称する理由はここにあります。