「リンゴ」


ミカンと並び”冬の果物”といえばリンゴです。

     『1日1個のリンゴで医者いらず』

と言われるように、食物繊維やカリウムが豊富で、生活習慣病予防や胃腸の働きを促進する効果があります。

 また、リンゴを丸かじりすると、噛むことで歯肉がじょうぶになり、唾液の分泌もよくなって虫歯や歯肉炎などの予防効果があり、さらに大腸がん予防や便秘の解消・・・等々、幅広い効用があり、貴重な果物と言えます。

 果汁が多い「ふじ」、酸味が少ない「つがる」、甘酸っぱい「ジョナゴールド」が代表品種ですが、青森と長野の両県で国内生産量の7割以上を占めています。

 日本へは中国から最初に持ち込まれ「和りんご」などと呼ばれていたようですが、西洋から西洋リンゴが持ち込まれると日本でも西洋リンゴの方が一般的になりました。

初めて西洋リンゴが輸入されたのは明治4年(1871年)に明治政府の命を受けた北海道開拓使次官の黒田清隆がアメリカから75品種の苗木を持ち帰った時で、それが広がり出したのは明治7年(1874年)、内務省による配布が始まってから、さらに生産が軌道に乗ったのは明治20年代になってからと言われてます。