「独・フォルクスワーゲン(VW)」
 先日、欧州自動車最大手の「独フォルクスワーゲン(VW)」が、08年12月期決算(速報値)最終利益が13.7%増の46億8800万ユーロ(約5700億円)と過去最高になったと発表しています。

 新興市場での新車販売が好調で、売上高が1138億800万ユーロと4.5%増加。
トヨタ自動車など競合大手が相次ぎ赤字に転落する中で増収増益を確保というのは極めて驚きです。
新車販売は主力車「ゴルフ」の刷新などによる攻勢や中国を中心に新興市場での販売が好調なようです。

 フォルクスワーゲンの乗用車は、クラシカルな高級感を強調したVW(フォルクスワーゲン)部門とハイテク技術とスポーツ路線を強調したアウディ部門の2つに分かれています。
フォルクスワーゲン・ブランドにはフォルクスワーゲン、シュコダ、ベントレー、ブガッティが含まれ、アウディ・ブランドにはアウディ、セアト、ランボルギーニが含まれています。
さらに、フォルクスワーゲン商用車部門があり、合計8ブランドを有する巨大グループです。