「春節(旧正月)」
 本サイト、TOPペ-ジにもあるように、1月26日は旧暦では1月1日、旧正月となります。
お隣の中国では1年で一番大きな祝日となり、この旧正月(春節)から1週間程度の連休入りとなって「春節祭」で大賑わいとなります。春節にはたいていの人は里帰りや親類を訪問して過ごし、どの家庭でもお正月料理の材料の買い入れ等に大忙しとなるそうです。

 広東料理、北京料理、上海料理、四川料理など中華料理のファンの方も多いかと思いますが、中華料理は元来、医食同源の思想のもと薬と同じ感覚で食べられ、それをいかにして美味しくするかを工夫しながら発達してきたそうです。

 そして、その特徴は「福」・「禄」・「寿」の3つのキーワードに凝縮されます。
「福」は幸福、「禄」はお金、そして「寿」は長生きを意味し、中国人の食生活の根底にあるといいます。

 それが一番顕著に表れるのが正月の料理だそうです。正月の食卓には1年で一番豪華な料理が並び、それぞれの料理には幸福や商売繁盛、長生きへの願いを込めた食材が使われます。

 もちろん、国土が広い中国は地域によって食文化が異なりますが、揚子江が境界となって北は小麦文化、南は米文化と言われます。
この差が正月料理にも反映され、北京など北部では水餃子、広東や上海など南部ではもちを食べるのが一般的だそうです。