「人間八十年」。
幸若舞(こうわかまい)「敦盛」の一説「人間五十年」。
下天の内をくらぶれば夢幻(ゆめまぼろし)のごとくなり」は、信長が好んだことでも有名です。

*幸若舞(こうわかまい):能(のう)の「敦盛」とともに浄瑠璃(じょうるり)・歌舞伎(かぶき)の素材となった。

 
現代は「人間八十年」となりましたが、悠久の時の流れに比べれば人の一生などは夢幻であることに違いはありません。 
 しかしながら、さりながら・・。(^^)

福沢諭吉は、この宇宙に比べれば地球も微なりと語り、人間などはウジ虫同様の存在であり、「偶然この世に呼吸眠食し、喜怒哀楽の一夢中、たちまち消えて跡なきのみ」で、人生は一場の戯れに過ぎないと論じています。
そして、「人生本来戯れと知りながらも」、その上で戯れを戯れとせず努力せよと諭吉は続けます。
たとえわずかな「寿命も永きものと思うて、父母につかえ夫婦相親しみ、子孫の計をなし、また戸外の公益を計り、生涯一点の過失なからんことに心掛くることこそ・・・人間のひとり誇るところのものなり。」と・・・・・・

さらに福沢諭吉は言います。
「努力して報われなかったとしても嘆くな、所詮人生は戯れではないかと。」

編集 十六夜 : 水のごとく、淡々と努めあげて後は拘らず。。理想ですが。(微笑  
編集 十六夜 : 水のごとく、淡々とつ努めあげて後は拘らず。。理想ですが。(微笑