「”一汁一菜” 味噌汁」
 ご飯に美味しい味噌汁、これだけでご馳走に思うことがあります。
この組み合わせはあまりにも当たり前で、普段その価値を考えることはありませんが、言うまでもなく日本人の食生活の基本です。
日本人が鎌倉時代以降、”一汁一菜”を食の基本として毎日味噌汁を食べ続けてきたのは、味噌が健康づくりの基本であることを昔の人は、経験上よく知っていたのでしょうね。

 ご存知の通り味噌の原材料は大豆です。大豆は栄養価が極めて高いのですが、そのまま煮たり炒ったりする通常の料理法では消化吸収が悪いのが難点です。
ところが、この大豆を味噌にすることにより、大豆タンパクが酵素によって分解されてアミノ酸となり、炭水化物もブドウ糖になります。
旨みが増すうえに、消化吸収もよくなって”一挙両得。”

 さらに、味噌から大豆のもつタンパク質やビタミンB群を取り入れつつ、味噌汁にすれば野菜や海草、根菜などを煮て汁ごと食べるため、カリウムやマグネシウム、ビタミン、ミネラル、食物繊維を一度にとれます。
期せずして上手に栄養バランスをとることが出来る訳です。

 味噌汁の丁寧な呼び方に「おみおつけ」がありますが、漢字にすると『御御御付け』となるそうです。
『御』を三つも重ねて付けるほど、日本人の食卓には欠かせない大切な汁物というのが伝わってきます。

編集 とても納得^^ : 味噌(大豆)でビタミンB郡が摂れるんですね:勉強に^^;
編集 おみおつけ♪ : 具を工夫することで食の栄養バランスもぐっとUPしますね。昨夜お寿司屋さんで頂いたあさりのお味噌汁がとても美味しくて 思わずお代わりしてしまいました ^^ izayoi