「ハイテク肌着」
 日の出がしだいに早くなってきてはいますが、寒い日が続いてます。
 
 機密性に優れたマンションにお住いの方は、たまに一戸建の部屋に行くとかなり寒く感じるものです。
昔ながらの和風建築の場合はとくにですが、合理的な造りとしており、その代わり風通しがよくなっているとの話を聞きました。

 たとえば日本家屋の和室。襖(ふすま)や障子で仕切られていますが、合わせの部分にどうしても隙間ができます。この隙間、一部屋での合計面積は、8畳間で80cm四方、つまり6400平方cmもの面積になります。
日本は温暖多湿の気候であり、建物では換気性の確保は重要なポイントとなり、そういった観点から自然換気ができるような造りになっているそうです。

 ところで、平安時代の頃の宮廷は、ほぼ吹きさらしに近い構造となっており、かなりの寒さだったようです。それ故、幾重にも重ね着が必要になり、その結果、十二単という大層な衣装が誕生しているのでしょうか。

 現代ではいくら寒くても十二単をまとうわけにはいきませんが、そのかわり、保温性に優れ、薄くて肌触りの良い「ハイテク肌着」が出てますね。

 スーパーなどの肌着売り場に行くと、そういう特性を謳った肌着が沢山売られており、
実際の販売量もかなり伸びているそうです。