「春菊」
 鍋料理の美味しい季節ですが、その鍋料理に彩りを添えてくれる「春菊」の話題です。
関西方面では「菊菜(きくな)」とも呼ばれていますが、春に黄色い花が咲き、菊の香りに似ていることから名付けられたそうです。
 ホウレン草や小松菜と並んで代表的な緑黄色野菜で、特有の香りを持つ葉と茎を食用とし、ビタミン、カルシウム、葉緑素が豊富に含まれています。
 そのビタミンAやCは風邪や肌荒れ、ガン予防に効果があるとされています。
 食用とされるのは、東アジアにおいてのみで、ヨーロッパでは観賞用として栽培されてるそうです。
すき焼き・ふぐ鍋など鍋料理の具材に使われるほか、生でサラダにも使われますね。
又、天麩羅のネタとしても好まれ、「春菊天」は立ち食いそば・うどん店では定番メニューのひとつです。
旬は11月から 3月。 味は産によって違い、例えば東京産の春菊は苦いが、逆に広島産春菊は甘いそうです。

その独特の香りは、胃腸の働きを促進したり、痰(たん)や咳(せき)を鎮めたりする効果があり、中国では、肝機能を増強し、腸内の老廃物質を排出する「漢方薬」としても使われています。

 また、春菊は入浴剤にすることもでき、菊や葉を陰干しして、ネットや布袋に入れてお風呂に浮かべると、体をあたため、肩こり、神経痛に効果を発揮するそうです。
生産が盛んなのは、千葉県、大阪府、群馬県と続いています。

 なお、食用菊はキクであり、シュンギクとは別の種類です。

編集 komakusa : とても勉強になりました:やっちゃんの日記のメモ帳を再開しよ!^^