「歳寒三友」
「歳寒三友」とも呼ばれる3つの植物とは?

「松竹梅」 ・・・ でした。

これは元々、中国は宋の時代に、文人画の題材として好まれたことに始まり、日本には室町時代に伝わったそうです。
松と竹は、真冬にも緑の葉を落とさず、梅は極寒の季節に開花することから、おめでたいものの象徴となっているのです。

松竹梅

松竹梅は歳寒三友(さいかんさんゆう)といわれ、その語源は「論語」の中に「益者三友損者三友」という有名な言葉があり、この三人の友を松竹梅にたとえています。
厳しい時の三人の友を歳寒三友とし、その第三の友は「直なる友」としており、我が国では「物くれる友」と訳しております。
第二の友は「諒なる友」としております。これを義侠心の強い友とし、困った時にまるで自分のことのように親身になって相談に乗り、かつ動いてくれる友の事を言っています。
そして第一の友とは「多聞の友」といい、これは知識が豊かで冷静に判断をしてくれる友、原理原則を教えてくれる友(師)としています。

原理原則を教えてくれる友なら、より安全な間違いの少ない正しい方向を示すことが出来るのではないかと言う事で、この様な三人の友を持つことは、例え自分が厳しい立場に立たされても決して悲観することがない人生が送れると言う謂れをもっています。