「春菊」
そろそろ鍋料理の美味しい季節となりますが、その鍋料理に彩りを添える「春菊」が、11月から2月にかけて需要のピークとなりますね。

 春に花が咲くことから「春菊」と言われ、関西では「菊菜」(きくな)とも呼ばれるそうです。
ホウレン草や小松菜と並んで代表的な緑黄色野菜で、ベータカロチン(ビタミンA)、ビタミンB・Cなどが多く含まれていますが、ビタミンAやCは、風邪や肌荒れ、ガンを予防してくれます。

 春菊200グラムで1日に必要なビタミンAが摂取でき、他の緑黄色野菜と比べて、鉄・カルシウム・カリウムなどのミネラルが多いのが特徴です。又、食物繊維も多く、便秘に効果を発揮するそうです。

 その独特の香りは、胃腸の働きを促進したり、痰(たん)や咳(せき)を鎮めたりする効果があり、中国では肝機能を増強し、腸内の老廃物質を排出する漢方薬として使われるそうです。

 ちなみに、春菊は入浴剤にすることもでき、菊や葉を陰干しして、ネットや布袋に
入れてお風呂に浮かべると、体をあたため、肩こり、神経痛に効果を発揮するそうです。