縁起話し。
明けまして おめでとう 御座います。

 皆様、素晴らしい新年をお迎えと思います。
今年も年初に相応しく縁起話からつぶやいていきたいと思います。

最近は都会では少なくなった正月飾りの門松。
松は長寿を、竹は発展を願い、「松は千歳を契り、竹は万代を契る」との諺があります。
さらに縁起を担ぐ場合は、風雪に耐え、百花に先がけ花開く梅花を、ワラなどでかたどり添えます。門松は、苦に通じる二十九日を避け、三十日までに飾るとされ、大晦日に慌てて飾るのは、「一夜飾り」といって年神様に対し礼を失するといわれています。

 次に、お正月のお節(おせち)。
来客の度に台所に立たなくてもいいように、日持ちのよい料理を重箱に詰めたお節料理も縁起の良い食材でいっぱいです。
マメ(健康)に暮らせるようにと黒豆を、子孫を増やし家が繁栄するようにと数の子を、喜ぶことが多いようにと昆布巻きを、腰が曲がるまで長生きしたいとの願いで海老を、金運を呼ぶ栗きんとん、遠くまで見通せるレンコン等‥。

 又、赤い実の南天も、福寿草の花とセットで「難を転じて福となす」という縁起物として正月飾りに用いられます。

 単なる縁起担ぎと笑う人もいるかもしれませんが、大事なのは形ではなく、そこに込められた気持ちでしょうね。