「降礼化社会」
今月は3連休が2回もあり、皆様それぞれにご予定をたてておられるかと思います。

 来週月曜日は「敬老の日」ですが、長年の労に感謝し年配者を敬うこの習慣は聖徳太子の時代にまでさかのぼります。

 最近は「グッドエイジング(いい年の重ね)」といった、人生をいきいき楽しく生きる積極的な考え方も定着しつつあります。
敬老の表現の仕方は様々ですが、そういった姿勢を応援する気持ちが喜ばれるそうです。

 ところで、敬老の気持ちに限らず、人を敬ったり、感謝したりすることは至極当たり前のことではありますが、当たり前が故に礼節や道徳を誰からも躾けられないままに成長するというケースが少なくないようです。

 謙虚さはもちろん、日常の挨拶さえも交わせない人が増えているそうです。
これは子供に限らず、大人に限らずの現象で、まさに「降礼化社会」です。
これでは相手を思いやる気持ちのない、どこまでも一方的なギスギスした社会にならざるをえませんね。

 まずは一人ひとりが今から変えていく他はないようです。