娑婆世界で人々救う 現世=親鸞「地獄一定すみかぞかし」、日蓮「極楽」解釈
2607106  法華経 無量寿品 宮澤賢治.jpg 宮沢賢治18歳のとき、特に心大きく揺すぶられたと言う、法華経無量寿品の一節。

 『漢和対照妙法蓮華経』で、『法華経 無量寿品』の一節を読み、激しく心を動かされたのは「我常在 娑婆世界」。以下、ナレーターは伝える。

 賢治は「すでに涅槃に去ったと思われていた釈迦が、実は現世の娑婆の世界にとどまっていて、人々を救うとしていると、書かれていた」。
 「法華経の説く救いが、あの世のみならず、人々が苦しみの中で生きる現世にこそあると知り、これが人生の一大転機の中で生き、法華経へ信仰を深めてゆきました」。

  掲載図で明示の「阿僧祇劫 自従是來 我常在此 娑婆世界 説法教化 亦於余処。百千万億」。

 「阿僧祇劫」は、「無数ともいえるほど途方もなく長い時間」を表す仏教用語。そこを特に「三阿僧祇劫」とすれば、「仏が成仏に至るまで修行を続ける想像を絶する長さの期間」ということに。

 以下、「自従是來 我常在此 娑婆世界 説法教化 亦於余処。百千万那由他 阿僧祇国。導利衆生」を。
 「是れより来、我常に此の娑婆世界に在って説法教化す」。「亦余処の百千万億那由他阿僧祇の国に於ても衆生を導利す」、と。
 
 娑婆世界で人々救う 現世=親鸞「地獄一定すみかぞかし」、日蓮「極楽」解釈
 NHK教育テレビジョン7月6日(月)午後10:50放送「ファンタジーに秘められた宗教 (4)『銀河鉄道の夜』」。