和製漢語か「医食同源」あわせて「薬膳」 もう一つの視点で環境学習260313
和製漢語か「医食同源」あわせて「薬膳」 もう一つの視点で環境学習260313

耳にする「医食同源 いしょくどうげん」は和製漢語か。それとも薬食同源か。そもそも出典はいずこに、なんぞや。あわせて「薬膳」の語も。
そう思いついて、早速、調べてみることに。ここは辞書よりもネットで、と。
「AIに聞く」は未使用ながら、どうも「これ信憑性がありそうだ」。そんな箇所にであった。

今,信憑性とは「なんぞや?」は、さておきだ。そこのところを真柳誠「医食同源の思想-成立と展開」(『しにか』9巻10号72-77頁、1998年10月)に、依拠してみる。
https://square.umin.ac.jp/mayanagi/paper04/sinica98_10.htm
1)まず「医食同源」は新宿クッキングアカデミー校長の新居裕久氏の造語、と。

 新居裕久氏は一九七二年のNHK『きょうの料理』九月号で、中国の薬食同源を紹介するとき、薬では化学薬品と誤解されるので、薬を医に変え医食同源を造語したと述懐のだ。
 背景に真柳氏は、1972年は高度成長期の後半で、飮食にも各種弊害が出現したため、この造語が急速に普及したと、述べる。

2)そもそも「薬食同源」が先にあり、それは中国の文献に出典が求められている。
 『漢書』にある名言「民意食為天」で、読みは「民は食を以て王者は天となす」。
 転じて「民衆にとって『食』はまさに天であり」「民衆を食わせられない天子はその資格を失う」
 『三重大学生物資源学部紀要 30号』に大原,興太郎・王,初文氏が「医食同源・薬食同源に関する歴史的考察」(p. 69-87 2003年3月)を発表している。
 ( https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010671318 260313 )