巨樹
 一樹に一柱の神宿る 前田一歩園財団「伐る森から観る森」論の根底230704

  23年7月4日放送「巨樹の国にっぽん(2)「受け継がれる祈り」。
応神天皇の「生誕地=宇美の里」「神功皇后が船で海を進む途中、深江の浜で船を繋いだ=船繋石」。 https://www.town.umi.lg.jp/site/spot/kanko158.html
 <地域の名所>となり、その伝承を受け継ぐ<巨樹>が紹介される。

 初めに<神宿る>。それぞれの巨樹に神功皇后、応神天皇、八幡宮の神徳が籠る。
 それは後の世に生み出された<ストーリー>かも知れぬが、永きにわたり<人の手>を加えさせなかった。
 樹齢2000年。取り巻く人々の思いも2000年。

 「神宿る」。 石見銀山は緑がしたたる世界自然遺産。
 同時期に開削のはじまった「現在はボリビアに含まれている」=ポトシ銀山は世界文化遺産。
 そこには「銀の採掘に多くの先住民が強制的に集められた結果、黒人奴隷と合わせて約800万人が犠牲になったといわれ」の伝承が残る。

 景観&少数民族に多くの犠牲をともなった。その差異に「神宿る、神を怒らせない」。

 阿寒湖畔に展開。「伐る森から観る森」の論。
 その根底には、「一樹に一柱の神宿る」の<想い&願い>が、ある時期から根付いたのかも。