利権・虚偽・無策 五輪で政治の貧困
 最近、浜矩子という学者が、五輪関会式関係者の「無知・無魂・無涙」を指摘している、ようだ。

 雑誌『AERA』の、巻頭言に「一部の日本人の無知・無魂・無涙が、五輪開会式の醜聞を生んだ」と、書いているらしい。

 モジるわけではないが、思いつくのは。
 「元総理の利権、前首相に虚偽、現首班もコロナ対策の無策、JOC会長にいっては二枚舌」。
 現状は「救急搬送困難事案 コロナ疑いは1.6倍」「東京都2848人の新規陽性者」。
 「(オリンピックへの判断で中止は?)それはありえない」、「人の流れは減っているし、テレビでみてほしい」。

 ひとつ一つ開示していこう。
 元総理。国立競技場が老朽化、五輪目的で改装しよう。
 「福島復興」を出せば国民は納得。これが建築・土木・広告・旅行代理店への巨額な税金投与の口実。

 前首相。「(招致決定のIOC総会で)福島の水はアンダーコントロール下」「8月の東京は温暖で、まことにしのぎやすい」
 現首班。コロナ対策の無策。
     「(昨秋の就任後)GO/TO支援以外の再建策はあるか」「安全・安心開催のために、それを保証する施策、なにをやった」。
     オリンピックを中止しなければいけないのは、国民の命とくらしを保証する策を政権はなにも打ち出していない。
     ゆえに無策。やめて金を主権者の命とくらしに回せ。そういうことだ。
 JOC会長の二枚舌。
     「(若き日に)こんな砂ボコりのリンクで滑れない」「(今は)尾身先生は『中止せよ』とは言っていない」。
     要求するときは『出来ない』の弁、頼むときは「都合の良い」弁を並べてゴリ押しの言。

 一部の「無知・無魂・無涙」の一部の人。広告代理店の人脈で、厳粛ななずの儀式も「お笑い」「問題のあるキャラ」「人権と人類の尊厳に無理解の俗物」が「幅を利かせた」。
 そういうことではないか。