シック、静寂、枯淡 慈照寺銀閣100402
シック、静寂、枯淡 慈照寺銀閣100402.1966年2月に訪問したときの印象。

白砂、青松、渋い農茶。2010年04月02日のたたずまい。建物に目線の22歳、庭に視線の66歳。



教科書の挿入図にピタリ、学生時代の最後。教員生活のホームストレッチは、白砂の築山に目をみはる。

今回は東求堂も公開されており、入室。将軍義政像に敬意を表し、京都・東山の杜を障子の開口部に眺めて、掛け軸の春秋をうかがう。

 壁に囲まれた構内には静寂がただよい、喧噪とは線を引く。書院造り、生け花、茶道。東山文化の奥行き、ここに示される。