流通革命―製品・経路および消費者 (1962年) (中公新書) 新書 – 古書, 1962  林 周二 (著)
 流通革命―製品・経路および消費者 (1962年) (中公新書) 新書 – 古書, 1962  林 周二 (著) 。

 1965年頃、北大通10丁目かにある地方銀行の支店に、懸垂幕で講演会案内が掲示された記憶がある。

 これからの流通はと、関心をもつことはもったが、聞きに行ってみようとの気持ちはおこらなかった。

 その後、ダイエーが出店し、市場を通さぬ物流が発生して、問屋機能が崩壊。

 「中間マージンの複雑さのみならず、地方小売店に品物がまわってこなくなった」。

 他方でコンビニの<おでん>。
 その大根を生産する農家は、規格、形態、栄養組成。均一な大根を産して、機械で食材を切りきざみ、均等な食品をつくりあげる。
 後が問題。おでんの素材となる大根は3割。ハネモノとなる7割は切り干し大根の原料で二束三文。

 1960年代のベストセラー 林周二著『流通革命ー製品・経路および消費者ー』。誰のための議論であった、か。