「我がこと」の理解と選択 矯正教育資源を文化資産に
 「我がこと」の理解と選択 矯正教育資源を文化資産に。

 地域コミュニティ放送FMくしろで放送の「くしろ歴史探訪」。第654話は「標茶 集治監文化圏」。

 「集治監には<労働力の供給源>として貢献したものの、他方で人間の尊厳や人格の否定という<負>の部分を内包していた」と、とらえたうえでそこから現代に活かすキーワードの発掘。

 1)集治監分館は標茶農業学校、現在の標茶高等学校に継承。
 2)網走監獄は博物館 網走監獄、十勝監獄石油庫は緑ケ丘公園・百年記念館として再生。
 3)釧路川浚渫、標茶厚岸・標茶釧路・硫黄山網走・大津伏古間道路、網走上川間中央道路の各路線は、国道や北海道道として整備。
4)硫黄採掘跡・青葉トンネルは阿寒摩周国立公園を構成する一要素
他方で5)集治監外役所建物は標茶町郷土館、合葬者之墓・精錬所跡は釧路湿原国立公園の隣接地。
 6)釧路市内にあった硫黄船積跡は釧路シーサイドホテルに、
 7)太田屯田兵屋は北海道指定有形文化財。

 作家の渡辺淳一氏は「人間には学習することで成果のあがる領域」がある一方で、「人間には、いくら学習しても成果のさっぱりあがらない分野も」もと。
 恋仲ばかりでなく<戦争と平和>をまず思いうかべつつ、「浜の真砂はつきるとも世に盗人の種は尽きまじ」と申し犯罪はなかなか減少しない。「人類は同じ失敗を繰り返す」ということでは。



 他方で、「自分は殺人などしない」と決めていても、「時代背景」「ヒトの営為」によっては、法に抵触する恐れあると考える。

 「我がこと」の理解と選択 矯正教育資源を文化資産に。史跡、文化財の保存を要求することは簡単。
 再生までは経費を確保できても、その活用と維持存続は「難中至難」。

 そこを持続力を発揮させるためには、自分もひょっとして時代が時代なら集治監に収監されていたのかも。そういた「我がこと」意識が欠かせない。