広島城「ウシトラ」を囲む三起点 二葉の里歴史の散歩道181228
 広島城「ウシトラ」を囲む三起点 二葉の里歴史の散歩道181228

 「明星院の山」。そう理解されていた山陵に「二葉山」の名称が選ばれた。天保6年とされる。

 森本幾子氏は「広島城より艮(ウシトラ)=北東の明星院西に建築」。「地を新たに『二葉山』と名付ける」と示す。

 その二葉山に至るに、三つの起点に注目する。第一に不動院金堂、第二天神川駅、第三に矢賀駅。

 図中、茶色の五角形が広島城。青の六角形が二葉山、青色の「レ」マークが西の起点=不動院金堂、「S」マークが天神川駅、「G」マークが矢賀駅。



 不動院金堂は天正17年の建立。南北朝の乱で犠牲となった者の慰霊のためと。広島市で唯一の国指定・国宝。この不動院が「二葉の里歴史の散歩道」で、西の到達点に位置づける。広島市東区牛田新町3-4-9に所在。

 天神川駅 JR西日本の山陽本線の駅。尾長天満宮の東から流出の天神川は、旧西国街道を横切りこの駅に至る。所在地は広島市南区東駅町1-13。

 矢賀駅 JR西日本の芸備線駅。旧西国街道の才蔵寺から才蔵峠を経て、この駅までを「二葉の里歴史の散歩道」の東の起点に位置づけている。