沖合に蘭船停泊 大黒島


沖合に蘭船停泊 大黒島
 北海道東部。厚岸湾の入口に<大黒島>。ホロ・モシリ=大きな・島。

 1643年、この沖合にオランダ船が来航し停泊。周辺調査を行って記録を残す。

 東アジアの金銀調査が目的とされている。1275年『東方見聞録』の確認ということになる。

 地域のアイヌ民族との接触もあった。夏季交易で来厚中の松前家家臣との遭遇もあった。
 地元の先住民が「銀のあるところに案内しようか」の話は、実現しなかった。

 西のシラヌカ、トカチは金銀を産するというが、「そことは仲がよくない」とも聞かされた。
 幕府編さんの絵図『正保御国絵図」に「アッケシ」、『福山秘府』『松前旧事記』の書に、蘭船渡来の事が記載される。