陸路の難所 襟裳岬ー中ー


陸路の難所 襟裳岬ー中ー
 釧路市にある春採湖.その西北湖岸に<襟裳岬>の名称が.
 命名者は本多静六博士.時代は大正5年8月のこと.一帯は標高は5メートル.背後の丘陵は17メートルのレベル.

 その差=12メートルの急崖.その裾野を通過する園路を、襟裳岬を通過する<箱館~国後・択捉への道>になぞらえた.
 北海道東部の開拓が、日高の襟裳を越える難所の<果て>にあることを重ね、春採湖の西北岸に<襟裳岬>の命名.

 今日、この位置に<ゴマ釣り岬>の標識.
 旧制釧路中学校OBの、主導になるものか.襟裳とゴマツリでは、大いに趣旨がちがうでは、ないか.

 妙に歴史を作るナカレ、と.