<素朴と誹る人があるも、モットも科学的で美しい> 「イッピン 小鹿田焼」 大分.


<素朴と誹る人があるも、モットも科学的で美しい> イッピン 小鹿田焼」 大分.
 録画をしようか、どうしようか.結局、セットをせずに再放送を視聴.

 水車で唐臼を始動.陶器の底は、念入りに叩いて土の密度を高め、空気を抜いて粘着性を高める.
 壁面は<蹴轆轤>を駆使しながら、紐状に<握り締めた>土で形を造る<ヒモ積み技法.
 (粘土に含まれるカリオンが少なく、轆轤で整形するだけでは乾燥後にヒビが入る)
 ほかにも微細な細工と微妙な角度で器具を駆使して、意匠をこらす.

 柳宗悦は昭和6年にこの地を訪問した、か.
 大略<賤しむも、モットも科学的な美しさ>との、エッセイを残したらしい.

 録画をしていないから、ネットで探してみない、と.
 糸乘貞喜著「昭和6年に書かれた文章のままの風景と音と焼き物が生きる小鹿田焼きの里」という、報告もあるが.  http://www.yokanet.com/4.yokahitonet/pdf/yokahito2/yokahito2-1-21.pdf

(以下、番組案内)
 「大分の小鹿田(おんた)焼きは、熱烈なファンを持つ、素朴で上品なロングセラーだ」
 「山里で、自然に寄り添いながら作るそのやり方は江戸時代以来、300年間変わらないという」。
 「ゴマなどをよくすることができ、しかもそのまま皿としても使える「すり鉢」は、料理研究家も絶賛する人気のイッピン」。
 「さらに小鹿田焼きの代名詞ともいえる、放射状の模様が印象的な「飛びカンナ」の皿。これらはどのように作られるのか?」(170130 NHKBS3 イッピン).