耕地・人口 江戸時代


 耕地・人口 江戸時代.
 『地方消滅』などと言われる.
 <消滅>か<維持>かの分岐点は、「子どもを産める女性の占める割合」と、申されている、が.

 大石慎三郎著『江戸時代』.
 すでに発行されて時間がたつも、読まれている本がある.
 なかに農業用地.つまり耕地面積を、長期的に把握した表がある.
 これに、これまた長期的にみた、我が国の人口推移を重ねてみた.(長期的人口推移はネット掲載データながら).

 元禄・享保期.
 耕地・人口とも、<元禄・享保期>と呼ばれる西暦1700年前後に注目しなければいけないことを、知る.
 そこに、<急増期>から<漸増期>に転ずる、画期がありそうである.

 耕地=棒グラフ.
 表は、人口を折れ線、耕地を棒グラフで図示させてもらった.
 棒グラフが折れ線グラフを上まわる、
 古代.西暦930年&西暦1600年前後は、まだ土地生産力が低く、人口支持力が低かった.
 西暦1720年、1874年ともなると、棒グラフを超える折れ線グラフで表示され、生産力の向上を暗示する.

 今日(こんにち)
 現代のように、GDPでは示しにくい.が、時勢を反映する数値はそれなりに残されていると、言うことか.