博識 目利き 美食 
 白洲正子を元総理が論ずる.白洲は先輩にあたるも、細川家とは知己の間柄と言う.
 白洲について、「骨董」「近江」「お脳」「西行」の章.

 バックボーンに、まず教養.
 古典・漢籍.古典では記紀、古今集、伊勢物語などとくに室町以前を読みこなす.「この国の美、人間の精神を読む」(6p)と博識を紹介.

 骨董ー仏像、焼き物、書画に目利き.
 お能ー本来.許されぬ女性が舞台にたつ技量.
 近江ーくわえて美食.もてなし、案内先が楽しめると、語る.
 西行-.そこを今、読んでいる.(日本放送出版協会 2007年10月).