森を守ってきた漁師マチ 紀北町
 森を守ってきた漁師マチ 紀北町。紀北町は三重県にある自治体、「きほくちょう」と読むそうだ。

 11月26日、朝のTV番組。ブリ漁がおこなわれ、時季としては「彼岸ブリ」の話題であったと、おもう。

 所業者の一団は漁を終えると、山道を掃除しながら山頂の祠にかけつける。道路を清掃、石の御神体に拝礼して、終わる。

 ブリがとれるのも、身のしまった甘味ゆたかな牡蠣がえられるのも、「森の恵み」と森林の維持のうえに、森の神を丁重に扱う。

 山間の建物を護るに水の問題で、手を焼くことが多い。建物をつくったために失われた自然。
 本当は自然のままに生かす事、開発で失った部分を復元し、それだけで失った部分の補完策を考えなくては、事態は解決しないのかも。

 鎮守の杜は、そのメカニズムの体現であるのかも。