新書
 バスのなかで本を読むことが少なくない。昔は電車はともかく、バスでは読書中に車酔いしたものである、が。

 このごろ平気。しかし、バス内の読書には難点がある。車内照明灯が暗いのだ。
 そのせいか、気がついた。夕闇の満員バスの中で読んだ岩波新書。8ポイント活字でページがうまっているのかと、思いながら読んだ。

 翌朝、自然光の光で読むと同じ本の活字が、10.5ポイントかと思うほど、大きく読めた。
 読むに楽であった。

 うーん、明確なものだ。違いが。その違い。照明のせいか、疲労感か。それとも両方、か。