天野佑吉「ヘルベルト・フォン・カラヤン 時代のトリックスター」。
 天野佑吉「ヘルベルト・フォン・カラヤン 時代のトリックスター」。カラヤンとグールド。指揮者とピアニストで著名な二人ではあるが、「録音」にこだわった点に共通点があるということか。

 とりもなおさずクラッシクの支持広まりと録音・録画による演奏記録の可能性に挑戦したという点では高い評価が寄せられている。

 高い評価が寄せられているが、演奏そのものはライブはライブ、保存用音源は保存用音源にして、後者は仮想、バーチャルな世界ではないの、か。
 そのあたり「有意味性」を整理のうえで記載されるべきではないかと、考えた。 (私のこだわり人物伝 /グレン・グールド 鍵盤のエクスタシー)(NHK知るを楽しむ 2008年4-5月)