経営者感覚 サラリーマン感覚
 経営者感覚 サラリーマン感覚。ビジネスの世界に、ありそう。民間感覚というか、官営感覚というか。

 NHKの朝ドラ。今は「てっぱん」。先日、こうしたシーンがあった。
 出前に行った若者が、なかなか配達を終わらず、次の配達にも事欠く体たらく。妹は、怒りだした。

 後日、判明。
 出前配達をサボっていたのではなくて、出前のついでに、高齢者の御用聞きを果たして、つぎの商品需要につなげていた、お得意様管理。
 実家に帰ったその後には、お好み薬がアツアツで利用者に届けられるように、「配達用お好み焼き鉄板」を開発して、残していった。
 これは、経営者感覚。

 最近、守備範囲を主張し、業務の範囲か範囲外かを主張する、サラリーマンが見受けられる。
 先日もやってきた、電話会社の下請け業者が、この手の作業員。

 系列会社の使用不能機材を「引き取れ」と伝えたら、「委託業務外につき、できない」と、主張した。

 「そうか、では、別会社にやってもらうから、自宅への立ち入りを遠慮してもらいたい」と伝えた。

 自らの都合を主張して、利用者の顧客満足度など、どうでも良い姿勢である。

 家での職業教育。9割以上がサラリーマン家庭で育ち、家での職業教育は家で、行われなくなった。
 ビジネスチャンスはモノにする、次につながる顧客管理を心掛ける。

 経営者は、サラリーマンを雇うに、頭も痛かろう。