「スギ花粉症」
 「大寒」の今日は暦通りの厳しい冷え込みとなりました。今朝は全国の観測点のおよそ85%で氷点下を記録したそうです。

 暦の上では今が寒さのボトム(底)ですが、10度に届かなかった都心の最高気温も、10度を超える日がしだいに増えてきます。
ただし、気温が上昇すれば花粉の飛散も始まりますね。

処で、鳥居薬品が舌下に投与する”スギ花粉症”を対象とした薬「シダトレン」の国内製造販売の承認を取得したそうです。
 
*ちなみに減感作療法とは、アレルギーの原因物質を少しずつ体内に取り入れ、身体をアレルギーに慣らしていく治療法で、アレルギーの原因に適応力がつくことによって最終的にはアレルギー反応が起きなくなると言われています。

 減感作療法によって体質が改善すればその効果は永続的で、花粉の飛散時期に鼻水や鼻づまり、眼のかゆみ等の症状に悩まされなくなり、マスクや薬の世話にならなくても済むようになるそうです。

 減感作療法には、アレルギー反応やアナフィラキシーショックなどを発症する危険性があること、治療が終わるまで数年かかるなどのデメリットが指摘されていますが、この治療法には大きな期待が寄せられています。

 なお、今シーズンの花粉の飛散開始は、気温にもよりますが、早いところで2月10日ごろからだそうです。
飛散量に関する予想はまちまちで、環境省や日本気象協会では昨シーズンに比べ一部地域を除き全国的に少なくなるとし、ウェザーニューズは増加すると予想しています。