「筍(タケノコ)」
  春の味覚といえば「筍」と書いて「タケノコ」。
タケノコとはご存知のとおり竹の新芽の部分です。竹にはいくつかの種類がありますが、タケノコとはすべての竹の芽の総称として使われています。
竹は意外にもイネ科にあたり、温暖な地域に多く生えています。種類も多く、70種類ほどあるといわれていますが、食用にされているものは孟宗竹をはじめ、ほんの数種類だそうでです。

よく「朝掘りタケノコ」と言われますが、その新鮮な食感はまた格別です。
焼いて食べるのも良し、サッと茹であげて食べやすい大きさにスライスしてワサビ醤油で食べるのも良しですね。

 そのタケノコ、3月中旬頃から九州産が出回り始め、今の時期は静岡産が主力となっているそうです。
そして、4月中旬以降は千葉、茨城、栃木など、産地が徐々に北上していくそうです。

 栄養成分としては、豊富なたんぱく質の他、ビタミンB1、B2、ミネラルを含み、食物繊維が豊富で便秘や大腸がんなどの予防やコレステロールの吸収の抑制にも効果的だと言われています。

 ちなみに、竹の成長はとても早く、タケノコとして美味しく食べられる時期は非常に短いため、漢字の「筍」は10日間を意味する「旬」に由来するそうです。